桜花賞

以前にもどこかに書いたと思う。
『G1で単勝1.3倍以下の馬は馬券圏内の法則』
1995年以降の平地G1で単勝1.3倍以下の人気に推された馬の成績は以下の通り。
[16,2,1,1]
※着外は天皇賞(秋)競走中止となったサイレンススズカのみ


この法則に従えばブエナビスタには逆らえないことになる。
ここはあくまで相手探しが賢明か。
そこで納得いかないのが単勝人気。
2番人気のレッドディザイアは全くの別路線なので納得。
問題は3番人気のダノンベルベール。
阪神JFブエナビスタに0.4秒差の2着。
ここで考えたいのがカツヨトワイニングとの着差。
阪神JFで2頭の着差は0.7秒差。
2ヶ月後のクイーンCでの着差は0.8秒差。
確かに適性の違いなど考慮すべき点は多々あるが、全く成長していないのが伺える。
カツヨトワイニングはその後にファルコンSで2着に健闘するが、その時の3着馬は阪神JF1,4秒差11着のルシュクル。
このあたりの馬は相手でも買いたくない。
となると、相手になりうる馬はチューリップ賞2・3着か別路線組ということになる。
フィリーズRは阪神JFの下位馬が上位に来ていることからも無視してよいだろう。
アネモネSも2着アンプレショニストがカツヨトワイニングに敗れていることからも無視できる。


あとは絞込み。
阪神競馬場が改修された後の2年で最も多い決まり手は好位差し。
中団前方で待機して直線で抜け出した馬が馬券に絡んでいる。
ブエナビスタは能力の違いで捲れるからよいとしても、他の馬はこのポジションを取りたい。


本命はルージュバンブー
前走は初めて上位メンバーとの対決。
直線で詰まる不利がありながら0,4秒差3着は立派な内容。
好位差しというのも可能であろう。
血統はカーリアン×SSというカタマチボタンの逆配合のような馬。
カーリアン阪神マイル適性は高いのでSSの瞬発力との相乗効果でここでも有力と見た。

他の別路線組は以下の点が不安である。
フラワーCの覇者ヴィーヴァヴォドカは村田の逃げ宣言というだけで消したい。
いくらペールが上がらないとはいえ村田がまんまと逃げ切れるほど甘くない。
レッドディザイアは未知の魅力があるも京都コースしか経験がないのが気がかり。
マンハッタンカフェ産駒は京都と阪神での成績比較では差がないものの、東京と中山の成績比較で差が出る。
また、阪神の実績についてはヒカルオオゾラ1頭で稼いでいることも否定できない。
重い芝が向かないのか、坂が苦手なのか。
いずれにせよ、血統面から見て好転ということはなさそうである。

というわけで桜花賞馬連9−14の1点勝負。
この作戦が吉と出るか凶と出るかは現地で見守りたいと思う。


マンハッタンカフェ産駒の成績
東京:勝率20,0%、連対率26,7%、複勝率31.1%
中山:勝率7,7%、連対率15,4%、複勝率30,8%
京都:勝率17,1%、連対率24,4%、複勝率26,8%
阪神:勝率16,7%、連対率20,0%、複勝率26,7%